2024年9月1日(日)、坂角総本舖が徳川美術館所蔵の国宝である「初音の調度」とのコラボレーションを行った新商品「姫ゆかり 初音の調度」を発売。
「初音の調度」は徳川将軍家の千代姫が尾張徳川家２代光友に嫁ぐ際に持参し、生涯ともに暮らした婚礼道具。
「姫ゆかり 初音の調度」のデザインは「初音の調度」に込められたモチーフや想いを汲み取りつつ、現代の感覚で表現されている。
華やかな箱のフタを開けると、華やかでかわいらしい個包装に包まれた坂角の代表商品「ゆかり」をひとくちサイズにした「姫ゆかり」たちがあらわれる。
パッケージは「いまを生きる姫たちがもっと輝いて、それぞれの幸せに向かって歩んでほしい」という願いが込められたデザインとなっているそうだ。
国宝「初音の調度」とは
「初音の調度」は、３代将軍家光(いえみつ)の⾧女・千代姫(ちよひめ)が、尾張徳川家２代光友(みつとも)に嫁ぐ際に持参した婚礼道具であり、２年余りをかけて、最高峰の技と素材を結集した芸術品。
千年にわたって読み継がれてきた紫式部の著書「源氏物語」に登場する明石の君が、離れて暮らす幼い娘を想い贈った和歌が、「初音の調度」のデザインモチーフとなっている。
年月を 松にひかれて ふる人に
今日鶯の 初音きかせよ
母が娘を想って贈った和歌がモチーフに選ばれた背景には、わずか２歳半で嫁いだ幼い娘の幸せを願う、深い愛情があったといわれている。
徳川美術館について
名古屋市(東区徳川町)にあり、徳川家康から尾張徳川家初代の徳川義直(家康９男)が譲り受け
た遺品を中核に、江戸時代を通じて御三家筆頭の大名家に受け継がれてきた名品と、その後の収
集品から成る約１万件のコレクションを収める美術館。
「源氏物語絵巻」や「初音の調度」をはじめとする国宝９件、重要文化財に指定される絵画・陶磁
器・染織品など59 件、「短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎」など1,000 振に及ぶ刀剣類など、質量ともに充実した日本文化の発信地となっている。
徳川美術館では、日本の伝統に育まれた極上の名品にいつでも出会うことができる。
創業135 周年記念商品 「姫ゆかり 初音の調度」
発売日:2024 年9 月1 日
価 格:1,620 円（税込）
内容量:姫ゆかり32 枚
煎餅の特徴:江戸時代由来の技で二度焼き仕上げ。やさしい食感で気楽に楽しめる、ひとくちサイズの「ゆかり」です。
取扱店:徳川美術館ミュージアムショップ、名古屋市内百貨店、本店、本社工場売店、オンライン通販など
デザイン:国宝「初音の調度」のひとつ「初音蒔絵小角赤手箱(はつねまきえこすみあかてばこ)を、いまの感覚で表現しました。隠し文字のように配置された和歌の文字やモチーフも、全てデザインに落とし込んでいます。
海老せんべい〈ゆかり〉
坂角総本舖を代表する海老せんべい。
江戸時代、尾張徳川家２代の光友が横須賀(現在の愛知県東海市)に御殿を建てた際、漁師たちが浜辺で炙り焼いた「えびはんぺい」を極上の美味と賞され、献上品となったことに由来。
新鮮な海老の身を丹念に焼き上げた深く香ばしい味わい。ていねいな二度焼き仕上げにより、豊かな風味と香ばしさを引き立たせている。
昭和41 年の命名発売以来35 億枚を出荷し、名古屋土産、贈答品として多くの人に愛されている。
株式会社坂角総本舖
坂角総本舖は、始祖・坂角次郞（ばんかくじろう）の姓と名をとり、1889 年（明治22 年）に横須賀（現在の愛知県東海市）で創業、2024年に創業135周年を迎えている。江戸時代に徳川家へ献上されていた「えびはんぺい」に創意工夫を重ねて生み出した海老せんべい「ゆかり」を中心に、自然の恵みを生かしたお菓子づくりをしている。
所在地：愛知県東海市荒尾町甚造15-1
代表者：坂泰助（ばんたいすけ）
事業内容：海老せんべいの製造販売
記事提供：株式会社坂角総本舖
