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みんなの大きな笑顔をつくる。 介護士兼フォトグラファー・石田章悟さんが手掛ける「しあわせ写真館」と写真と福祉への思い

みんなの大きな笑顔をつくる。 介護士兼フォトグラファー・石田章悟さんが手掛ける「しあわせ写真館」と写真と福祉への思い 知多半島
©︎しあわせ写真館
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「しあわせ写真館」プロジェクトの仕掛け人であるフォトグラファー の石田章悟さん。石田さんは障がい者入所施設で働く介護福祉士でもある。
今回はそんな石田さんが写真にかける思いや、プロジェクトの立ち上げに至った経緯を聞いた。

ストリートダンサーから介護福祉士、そしてフォトグラファーへ

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石田章悟さん photo  by 「もりおか写真館」

石田さんは高校を卒業すると自動車関連会社の工場に入社。その後ストリートダンスと出会い、働きながらクラブでのショーケースやコンペティションに出演する日々を送っていたという。
人生の転機は29歳の時。地元の友人からの誘いでアルバイトに通った介護施設での仕事に魅力を感じ、翌年にはその法人に入職を決意した。

「それまで働いていた工場の単調な作業に比べて、人と関わり支援する仕事がとても面白く感じたんです」という石田さん。
その後は生活支援員として働きながら、介護福祉士の資格も取得した。

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photo  by 「しあわせ写真館」

生活支援員として働くうちに、石田さんはもっと福祉業界の仕事の魅力を伝えたいと考えるようになったそうだ。その手段として、石田さんが手にしたものがカメラだった。

「福祉業界の現状や、課題、そして施設に入所している利用者さんやそこで働く職員のことをもっと多くの人に知ってもらいたいと思ったのがきっかけです。そのためには、普段の利用者さんの日常の表情を届けることが最も良い方法だと考えました。そして、そのためには写真が一番有効な手段だと感じたんです」。

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石田章悟さん photo  by 「もりおか写真館」

石田さんは独学で写真を学び、勤務の傍らで施設利用者や家族、職員の撮影を続けた。
そして次第に石田さんの活動は法人内でも認められるようになり、現在では法人内の複数事業所で活動をしているそうだ。

毎年恒例の家族写真イベントで利用者、家族に写真体験を提供しているほか、職員のプロフィール写真撮影なども行っているという。

「もっと地域にコミットしたい」そんな思いで「しあわせ写真館」を立ち上げ

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「鈴木心写真館のつくり方」 提供:「しあわせ写真館」

介護福祉士として勤務しながら、フォトグラファー活動をはじめた石田さんだが、「福祉業界のことをもっと広く知ってもらうために、より地域社会とつながってきいたい」と考えるようになったという。

そこで石田さんは、写真をいちから学び直すことを決心。鈴木心さんが主宰する鈴木心写真学校の講義を受講、マネタイズワークショップでの経験が「しあわせ写真館」の誕生につながっていく。

「社会と繋がっていくことで、福祉と社会とのボーダーをなくしていき、多くの方に福祉を知ってもらいたいと思ったんです。そのためには、施設の外でも活動をすることが必要だと考えました」。
石田さんはそんな思いで「しあわせ写真館」を立ち上げたのだという。そして石田さんは「しあわせ写真館」を軸に施設外でも活動をはじめた。

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photo  by 「しあわせ写真館」

「しあわせ写真館」では出張撮影がメイン。出張先にスタジオセットを設営し、撮影を行っている。相手先はイベントや法人のほか、地域のコミュニティなどにも出向く。
現在は知多市つつじが丘コミュニティセンターで毎月1回、無料写真体験も行っているそうだ。
また、直近では10月15日に知多郡阿久比町・エスペランス丸山で開催された「#知多半島ぐるっとお産会議」でも無料出張撮影を行った。

「今後も施設内、そして地域での活動を2軸として、多くの人に写真体験を提供していきたいと思っています。自身の活動を通じて、障害のあるなしに関わらず、みんなの大きな笑顔をつくっていきたいですね」。
石田さんは明るい眼差しでそう語る。

石田さんはより多くの人の笑顔と思い出をつくるために、今日も施設で、そして地域でシャッターを切り続けている。
ぜひいちど、石田さんの写真撮影を家族で体験してみて。

「しあわせ写真館」 概要

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提供:「しあわせ写真館」

介護福祉士兼フォトグラファーの石田章悟さんが手掛ける写真館。
イベントや企業への出張撮影のほか、地域での無料撮影体験も行っている。

「みんなの大きな笑顔をつくる」がモットー。

石田章悟さん プロフィール

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石田章悟さん photo  by 鈴木心

高校卒業後、自動車関連会社の工場に勤務。ストリートダンスと出会い、勤務の傍らダンサーとしても活動。
29歳の頃に友人に誘われたことがきっかけで福祉業界に転身、その後生活支援員として勤務しながら介護福祉士を取得する。
福祉業界の現状を伝えるためにカメラを手にし、その後鈴木心写真学校でのワークショップを受講。
「しあわせ写真館」を立ち上げ、現在も社会福祉法人の障がい者入所施設に勤務しながら活動を行っている。


取材協力:石田章悟さん
写真:鈴木心、「もりおか写真館」、「しあわせ写真館」
文:CHITAZINE

note『CHITAZINE』 / 2023年10月17日「みんなの大きな笑顔をつくる。 介護士兼フォトグラファー・石田章悟さんが手掛ける「しあわせ写真館」と写真と福祉への思い」より再構成

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