知多半島の気になるお土産やお取り寄せ商品を紹介していく連載シリーズ“ちたみやげ”。
知多半島出身・東京在住の筆者が、買って楽しい、もらって嬉しい商品をスタンダードなものから少しニッチなものまで、日々発掘していく。
地元にお住まいの方も知多半島に観光・旅行予定の方も、知多半島出身の方もぜひ参考にしてほしい。
第4回の「ちたみやげ」は白藤製菓「えびうす焼 美浜の里」。
愛知県出身者や知多半島出身者には懐かしく、在住者にはおなじみの一品。
まだ食べたことがない方はぜひ食べてみて。
“ちたみやげ” その4 白藤製菓 えびうす焼 美浜の里
知多半島・美浜からの贈り物。
えびの甘さと香ばしさを生かし、丁寧に焼き上げた極うすえびせんべい。
えび本来の旨味が凝縮された素朴な味わいをぜひ味わってみて。
思い出の「えびせんべいの里」
幼い頃、祖母によく「えびせんべいの里」に連れて行ってもらっていた。
「えびせんべいの里」は美浜町にある白藤製菓の直売所で、工場見学や試食ができる。今は分からないがそのころはコーヒーが飲み放題で、子どもごころに夢のテーマパークを訪れたような思いがしたものだ。
大きな機械から、焼き上げられたえびせんべいたちがコンベアの上を流れてくる様子を眺めているとワクワクしたし、そこから出てきたえびせんべいの数々を試食できることも、とても嬉しかった。
そして、何度行っても飽きることはなかったし、何度でも行きたくなる、私にとって「えびせんべいの里」はそんな場所だった。
今では「えびせんべいの里」は美浜本店にとどまらず、セントレア店、魚ひろば店、刈谷オアシス店、エクスパーサ多賀店と主にSAを中心に店舗を展開している。また直近では御殿場店もオープンしている。
帰省の折には車を使うことが多いので、SAなどで「えびせんべいの里」の店舗を見かけると、ついつい嬉しくなって商品を手に取ってしまう。
私は「多幸・たこの唐揚げ」という小さなたこを焼いた後、フライにした商品が好きだ。そのほかにも種々さまざまな海老せんべいがあり、見ても食べても楽しい。
素朴な海老の味わい
今回ご紹介する白藤製菓「えびうす焼 美浜の里」は、そんな「えびせんべいの里」を運営する株式会社えびせんべいの里のグループ会社・株式会社白藤製菓が製造する商品だ。
グループ会社というよりは株式会社白藤製菓がおおもとで、公式サイトの沿革ページによれば、「1948(昭和23)年 2月に初代社長白藤藤次郎がえびせんべいの販売を開始」したことがその始まりであるといい、「1989(平成元)年1月に株式会社えびせんべいの里を設立」したのだという。
そんな老舗が製造する「えびうす焼 美浜の里」は素朴で飽きない味わいが魅力的な海老せんべいだ。
非常にうす焼きに仕上げられた海老せんべいの食感は軽快だが、しっかりと海老の旨味が感じられる一枚。
パリパリと気づけば袋の大半を平らげてしまうことは間違いなしなので、ご注意いただきたい。大切にとっておくことも良いが、それよりは多めに買っておいた方が、心の平穏のためには良いだろう。食べすぎて後悔してしまうこともない。
また、そのほかにも前回の竹新製菓「みりん揚」の記事で登場した「いかみりん揚」もベストセラー商品。甘辛い海老せんべいがお好みの方はぜひこちらもお試しいただきたい。