特定非営利活動法人障がい者みらい創造センターは、大正5年創業の株式会社妙香園と共同で「3MろW(ミムロウ)×妙香園」の日本茶商品の販売を開始した。
「3MろW(ミムロウ)×妙香園」の製造にあたっては、障がい者みらい創造センターが運営する就労継続支援B型事業所の利用者がパッケージのアートや茶葉の梱包、発送作業などを担当しており、全国の平均工賃の200%以上を目指している。
障がい者みらい創造センターが運営する就労継続支援B型事業所のみんなとデザイン事務所・株式会社スズキモダンが共同でパッケージデザイン
パッケージのデザインは障がいがある障がい者みらい創造センターの利用者が描いたものを、デザイン事務所・株式会社スズキモダンのプロデュースのもと制作。飲料として楽しめるだけでなく、贈り物としても最適な可愛らしいデザインとなっている。
商品は障がい者みらい創造センターが運営する就労継続支援B型事業所にて製造・梱包。作業をするのは主に重度・中度の知的障がいがある若者たちが自分たちのペースで1つひとつ丁寧に梱包を行っている。
理事長・竹内亜沙美さんのサービス立ち上げへの想い
上記のメモの数字は1か月福祉事業所で働いた卒業生の初めての給与です。
1か月頑張って働いて3000円…。
それを嬉しそうに報告する彼等を見て、涙をこらえながら「1か月よくがんばったね」と声をかけたことを今でもよく覚えています。
福祉事業所は障がい者支援をしながら、障がいのある方々が行える仕事を確保し、適切な工賃を出していかなければなりませんが、それは決して簡単なことではありません。
下請けの下請けとなり、1つ数円、数銭の内職をせざるを得ない事業所も珍しくありません。
また、福祉施設は低コストで作業を行ってくれる所と誤った認識をされているケースもあり、フェアトレードの考え方が根付いているとは言えません。
こうした日本の現状に問題を感じ、今回茶葉の有名店やデザイナーの方とのコラボレーションを通じて、自社商品の販売をスタートすることといたしました。
この商品をたくさんの方に知って頂き、美味しい飲み物を購入してもらうことで障がい者の賃金向上を達成していきたいと思っております。
特定非営利活動法人障がい者みらい創造センター
理事長竹内亜沙美が名古屋市内の特別支援学校で教諭として勤務していた際に自身が難病に。治療法全てに失敗をし、死と向き合った経験から人生が有限であることを痛感。残りの命をどう使いたいか考えた際に知的障がい者への差別をなくし、障がいの有無に関わらず豊かに生きられる社会にしたいと思い公務員を退職して起業。現在6期目で名古屋を中心に12拠点70名を超えるスタッフと300名を超える障がい者を支援している。
会社名:特定非営利活動法人障がい者みらい創造センター
所在地:〒457‐0046 愛知県名古屋市南区松池町1丁目19番地
代表者:理事長 竹内亜沙美
設立:2017年2月
事業内容:障がい児就労支援教室運営・生活力向上型ショートステイ運営・・リゾート型ショートステイ運営・カフェ併設型移行支援事業所運営・カフェ併設型就労継続支援B型事業所運営・定着支援事業所運営・訪問ヘルパー事業所運営・障がい者雇用コンサルティング・障がい理解に関する講師講演
参照元:PR TIMES / 特定非営利活動法人障がい者みらい創造センター 福祉事業所と老舗お茶屋「3MろW(ミムロウ)×妙香園日本茶」の販売開始